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5 たんぱく質欠乏
◎はっきりとした症状が出にくいたんぱく質欠乏
 たんぱく質は、摂取していると思われているが、日常の生活では充分に摂取すること
が困難な栄養素である。また、チェックリストの項目を見てもわかるように、健康に気
をつけた食事をしている人こそ、たんぱく質が不足してしまう。チェックリストに3つ以
上当てはまるなら、注意が必要だ。
 身体にとって非常に重要な栄養素なのだが、たんぱく質の不足によって起こる特徴的
な症状が乏しいため、見落とされがちだ。これは、興奮系・抑制系・調整系などのすべて
の神経伝達物質の原材料がたんぱく質であるため、特異的な障害が起こりにくいことを
意味する。
 たんぱく質は、人が生きていくためには、毎日必ず一定量を消費する。それは、食事
から摂取されるたんぱく質の量から独立している。つまり、どんなに食事からのたんぱ
く質が足りなくても、常に一定量のたんぱく質を消費するため、足りない分はわたした
ちの身体を構成しているたんぱく質を分解し、消費して賄っているのだ。
 チェックリストの にある「腕や太ももが細くなった」というものは、自分の筋肉をたん
ぱく源として利用してしまった結果を示す。そのほかの項目では、成長期、授乳期など
は大量のたんぱく質が必要な時期であることを示している。また、ステロイド剤は身体の
たんぱく質を大量に消費する薬剤の代表である。
 最近になり、市販されている胃薬にも、強力に胃酸の分泌を抑えるものが増えてきた。
胃酸が少ないと、食材に含まれるたんぱく質の吸収が減り、たんぱく質の欠乏を促すこ
とになるので、注意が必要である。

◎健康志向がたんぱく質欠乏を招く!
 ダイエット志向が肉を敬遠する食傾向の誤った問題意識がたんぱく質の不足を招いてい
る。たんぱく質は神経伝達物質はもちろん、身体のあらゆる組織の原料だから、不足す
ればさまざまな支障が起きる。ところがさまざまな健康情報が、肉や卵を控えることを
すすめている。その結果として健康に気をつけている人ほど、たんぱく質不足になってし
まう。また、牛乳にきなこを混ぜて飲んだとしても、実際に吸収されるたんぱく質の量は
非常に少ない。しかも、たんぱく質は"食いだめ"ができない。たくさん食べたからといっ
て、身体に蓄えておくことはできないのだ。こう見てくると、食事で必要な量のたんぱく
質を体内に取り入れるのは、非常に難しいことがわかる。肉を敬遠すればなおさらだ。
肉を積極的に食べ、サプリメントでプロティンを補給して、ようやくまかなえるというのが、
現在のたんぱく質事情なのだ。身体のなかでは、日々たんぱく質がさかんに使われてい
る。同じ生活パタIンを送っていけば、身体で使われるたんぱく質の量もほぼ一定になる。
食事から摂るたんぱく質の量が少なくても、使われるたんぱく質は変わらないのだ。前述
したように、蓄えられているたんぱく質はないわけだから、不足した分は、筋肉や血液の
なかのたんぱく質で補填されることになる。
 たんぱく質の少ない食事が続けば、身体のたんぱく質がどんどん使われ、身体でたん
ぱく質不足が起きる。そうして脳や組織への供給源が枯渇していくのです。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

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